〜トロンパス5461mを越えて〜 

  
  アンナプルナ一周と
      ティリッツオ湖トレッキング
      
   (ネパール:シャンゲ〜ティマン〜ピサン〜カングサール〜ティリッツオ湖〜トロンパス〜ジョムソン)

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 10日目 10/7  ティリッツオBC4150m⇔ティリッツオ湖4920m往復

                              青字の山や花の名前は、浅原さんに教えていただきました    

  
 6:10  山は赤くならなかった・・・  カングサール・カン 7485m

夜中いつまでも、カラン・コロンというヤクの首の鈴音がテントのすぐ近くで聞こえた

時々、鼻息のような音やテントに体が触れる音も聞こえ、まんじりともできなかった

まさかテントを襲うようなことはしないだろうけれど、
我々がヤクの運動場にお邪魔しているわけだから、肩身も狭い

やっと朝方になって音は聞こえなくなった

ヤクが夜中も動き回るとは知らなかった・・・




   
 6:20

シュラフに足を突っ込んだまま、
テントの入り口から外を覗いた

ファスナーを開けると、テントは、霜で真っ白

水たまりに氷が張っていた

気温は、マイナス9〜10℃




 6:50

寒〜い

昨日と同じ建築中の部屋のストーブに火は無し

キッチンスタッフ達は、この零下の中で
水を使い、食事を作ってくれる

洗面器のお湯も・・・

テントの中で当然のように待っていて、使っているが
贅沢なことだと、いつも感謝と共に、後ろめたくもある




 
 日向になると、先程までブルッていたのが、嘘のように暖かくなる

右側の青い屋根が昨日のディナーと今日の朝食場所

窓は板が貼り付けられ(全部ではないので風通しがいい)、出入り口の扉はまだなかった

7:30  出発  すぐ暑くなるだろうと思い、薄着になった




 
 建築中の「ホテル」を見下ろしながらジグザグに登る




 
 登りきった所から、展望が良くなった

ここからトラバースが始まる

左  カングサール・カン 7485m




 
カングサール・カン(KHAGSAR・KAN)7485m  この特徴ある山だけはすぐ分かる




 
 後ろを振り返ると、マナスル方面

右が、ピーク29 7871m   その左が、マナスル 8163m

そのまた左が、ピサンピーク 6091m  そのまた左(左端)がカンガル・ヒマール 6981m




 
 トラバースの道の両側は、枯草の茶色




 
 120度パノラマで撮ってみた

ずっと後ろが、マナスル方面   右が、アンナプルナの山々




  
 おや珍しい!リンドウが咲いていた

−10℃の寒さに耐えていたんだね・・・




 
 ここから、ランドスライド・エリア(LANDSLIDE AREA)

辛そうに歩く、他パーティーの若者(3人パーティーのうちの1人)  ペットボトル1本だけが持ち物




 
 120度パノラマで撮ってみた  左手に見えるアンナプルナの山々




 
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遥か前方を見ると・・・、トラバースの次はジグザグ登りになっている

かなりの急登・・・




 
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ジグザグ登りが始まった

曲がり角ごとに番号をつけ、数えながら登ることにした

少しでも登りの辛さを和らげるための方法

後ろを振り返ると、マナスル方面がくっきり




 
登るごとに周りの山が低くなっていく・・・




   
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  あれ〜??なんだろう??

ブルーポピーの名残りではなく、
トリカブトの仲間:キンポウゲ科だって




 
後ろを振り返ると、後続は、同室の女性だけ・・・

他の2名の男性の姿なし・・・??

曲がり角は全部で18だった!!




 
 ジグザグ登りを登りきると、トラバースが待っていた




  
  あらら??これは何??

これも、トリカブトの仲間:キンポウゲ科だって




 
 後続は、やはり女性1名だけ・・・




 
 ここから緩やかな下りが始まった


ティリッツオ湖まで35分だって




 
 目の前に氷河を見ながら緩いアップダウン




 
 120度パノラマで撮ってみた

中央のとんがりは、カングサール・カン(KHAGSAR・KAN)7485m

こんなに両側に広がっていたんだ・・・




 
 ケルンのような積石が並ぶ中を、どんどん歩く




 
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先を歩く、コックのナーレさんと、ガイドのヨーマンさん

あれ〜、小さな池が見えてきた・・・




 
これがティリッツオ湖??

小さすぎる!

湖のそばにあるというお茶屋さんもない

彼らはどんどん先へ歩いていくので
違うらしい




  
 ずっと前方に、ピラミッドのような三角錐の雪山・・・タシカン 6386m




  
 背丈より大きい木の椅子のようなものを運んでくる人がいた

後で聞くと、ベッドらしい

ええ〜っ、こんな山の中の、どこからどこまで運ぶの〜  あ〜驚いた!




 
 11:50  見えました〜   ティリッツオ湖 4920m

小さなお茶屋さんがあるし、追い抜いて行った3名の若者もいた

氷河湖の色は、マリンブルーでも無し、スカイブルーでも無し、トルコブルーでも無し
グレイシャーブルー(氷河青)かな?

深さは85mだって(説明板に書いてあった)

結局、ここまで来れたのは女性2名のみ




 
 全景が入りきらない・・・

ここで、ランチボックスをもらって、ランチタイム

大きなおにぎり2つ・缶ジュース・ナン・ゆで卵

ちょうど持っていた「シソふりかけ」をおにぎりにたっぷり掛け、ほおばる

そこへ、日本から持ってきたペットボトルの「お〜いお茶」を口に入れると
即席お茶漬けとなって、つるりと喉に入って食べられる

ゆで卵は、女性から貰った岩塩を掛けて、パクリ

「食欲があるうちは、高山病は大丈夫」・・・を実感




 
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 流れ下る氷河の先端は、湖へ

近すぎて、ティリッツオ・ピーク 7134mは見えないけれど、そのMt.ティリッツオが氷河の源

ゴーキョ・ピークだって、ゴーキョからは見えなかった




 
 氷河が、湖に落ち込んでいる場所




 
 13:00の出発前に、記念写真

浅原さんは、途中で待っている2名を心配して先に下山




 
 さて、下山といきますか

歩き始めるからと、今まで来ていたダウンを脱いだが、風が強くて寒いのなんの

とても我慢できなくて、またダウンを着こんだ

それでも足りずに、ネックウォーマーも(これは鼻まで覆える優れもの)




 
 風に向かってケルンの間を歩く・・・   寒い寒い!!




 
 ここから、ランドスライド・エリア(LANDSLIDE AREA)に入る

ナーレさんは、安全そうな所はすいすい追い越して、姿も無し

が、危険地帯に入る所では、ちゃあんと待っててくれるベテラン




 
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ジグザグ下りの始まり




 
ジグザグ下りの次はトラバース

下るにつれ、周りの山が山がだんだん高くなる・・・




 
 ランドスライド・エリア(LANDSLIDE AREA)は、ここで終わり

ほっとして気を抜く




 
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マナスル方面

右が、ピーク29 7871m
その左が、マナスル 8163m

そのまた左が、ピサンピーク 6091m
そのまた左(左端)がカンガル・ヒマール 6981m





ティリッツオBCの「ホテル」の青い屋根が見えた
 
  
 14:50

建築中の「ホテル」も見えた  もうすぐ到着

ちょうどきれいな沢もあるので、歯磨き・顔洗い・帽子やバンダナの洗濯をした




 
 15:10

テント場に到着〜   (右の小さなテントは、トイレテント)

テントの中は暑いほど  シュラフはぽかぽか

前と後ろを網戸にして、のんびり過ごす




 
 17:20

夕焼けはちょっぴり




 
 17:45  ディナー

建築中の部屋に、立派な扉が完成していた




 
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