7月・雨季のランタン谷は、花いっぱい
                   
        ランタン谷トレッキング
                


 トレッキングの様子など

7月14日 関空へ 1日目 7/15 カトマンドゥへ 2日目 7/16 シャブルベンシへ
3日目 7/17 ラマホテルへ 4日目 7/18 ランタンへ 5日目 7/19 キャンジンゴンパへ
6日目 7/20 キャンジンゴンパ周辺 7日目 7/21 カルカへ 8日目 7/22 チェルゴ・リへ
9日目 7/23 ランタンへ 10日目 7/24 ラマホテルへ 11日目 7/25 シャブルベンシへ
12日目 7/26 カトマンドゥへ 13日目 7/27 バンコク空港へ 14日目 7/28 帰宅
全行程 ランタン谷で出会った花を色別に  トレッキングのあれこれ

3日目 7月17日(土) 
  シャブルベンシ(1460m)〜ラマホテル(2340m)


シャブルベンシで泊まったロッジ

こちらの建築は下からだんだんと造り上げていくので
3、4階はまだ建築中で鉄骨が出ている




キッチン

キッチン用具はすべてキッチンスタッフが持ち歩き、
ロッジの備品を借りることはない

だから、空間さえあればどこでもキッチンになる




出発の準備をするポーターたち

おかげでトレッカーは
雨具と傘と、次のランチ場所までに必要な飲料水と
トイレットペーパーとカメラと
ファーストエイドキットとキャンディー程度の
必要なものだけを持って楽々歩くことができる




シャブルベンシの町外れ

この広い道をどんどん北へ行くと、チベットになる

今、中国側から立派な道路にするため
シャベルカーなどの工事機械や人が
どんどんネパール側に入ってきているとか

数年後は、カトマンドゥまで快適な道路ができているかも
おまけに時間も短縮されるらしい

もしそうなったら、ぜひまたランタン谷を訪れたい




川が二股に分かれている

この2つの川を吊橋で渡って
右側のランタン谷へ入っていく

左側の川は、チベットから流れてくる




チェックポスト

この後も、何箇所か通過した
サパナの浅原さんがネパール語であれこれ話しかけ
受け答えしていた
トレッカーの名前を書くらしい




1つ目の吊橋

人だけでなく、馬や牛も通るのでとても頑丈




ポーターが追いつき追い抜いていく
ランタン・コーラ(ランタン川)に沿って上流へと向かう




3つ目の吊橋を渡ると、ドバン
そのドバンの集落で休憩
すぐ横に大きな滝があった




しとしと雨も止んだ

出発時、雨だったので雨具の上下を着込んだが
暑くて暑くて、まず雨具のズボンを脱ぎ
次いで上着も脱いだ

サパナの浅原さんは、始めから帽子と傘だけの涼しい格好

これが一番快適な方法だと分かった




ランタン・コーラのはるか上流に家が見えた

あそこがランチの場所らしい
ランチの場所(ランドスライド)

ここでゆっくりランチ
足早に追い抜いていったキッチンスタッフたちが
ランチを作ってくれていた

ランチが出来上がるのを待つ間、
外の椅子に座って背中の汗を乾かしていると
「猿がいる!」と、神戸の女性

どこどこ?と指されたほう(対岸の大きな木の上)を
じっと見ていると、何かが動いた!
猿の子供とその母親がいた

キッチンスタッフたちは、私たちが出発した後
片付けてまた追い抜いていく




バンブーの集落に着いた

キャンジンゴンパでお祭りがあるため
1軒を残して皆出かけてしまっていて、
他のロッジは休業中

人影のないひっそりとしたところで休憩し
また先へ進む




橋の下を流れる川の水は透明

注ぎ込むランタン・コーラの色は、土色(というか泥色)
ランタン・コーラを渡って向こう岸へ

これからは、ランタン・コーラを右手に見て歩く




ランタン・コーラ

土色(というか泥色)の川が
渦巻き逆巻き恐ろしいほどの水量で流れている

(帰途、水流で登山道の土がえぐられ
登山道が消失してしまった場所もあった)




ランタン・コーラのすぐそばを歩く

岩にあたって砕け散る水しぶきが
ずっと続いている

冷蔵庫を開けたときのような涼しさ




「下の村」で休憩

樹林の中は、花が少なく、花がないと疲れが倍増

お店があったので、ミルクティーを頼んだ
ヤクのミルクらしい

角が丸みを帯びた白いかまどでお湯を沸かしていた

外には、どーどーと水が流れていたので
顔と手を洗いさっぱり

土間はきれいに掃き清められ
お店の人は入口で履物を脱ぎ、はだしで歩いている

私たちは登山靴の土足
申し訳ない気分




ラマホテルに着いた
ここがダイニングになる




向かいの建物がベッドルーム

部屋には、濡れたものをかけて乾かす装置(釘などの)が
少なく、お客もいないようなので1人1室を使わせてもらった





シャブルベンシ(1460m)〜ラマホテル(2340m)間で、
                 
 出会った花たち

チョウセンアサガオに似た花  ナス科

チョウセンアサガオなら
華岡青州が外科手術の麻酔薬として使ったことで有名だが
シャブルベンシの周辺では
道端などに普通に咲いていた




一目見て「ランの仲間か」と思ったが
「ショウガ科」とのこと

麓では盛りを過ぎていたが
上へ登るにつれ、初々しくなっていった
おいしそうなオレンジがかった木の実




アサガオにそっくり  ヒルガオ科
小さな粒がぎっしりとついた木の実




鮮やかなオレンジ色のキク科の花
大きなショウガ科の花
この辺りにだけ群生して咲いていた

10日後、下山してきた時には
花が終わっていた

後ろの川は、ランタン・コーラ




ツリフネソウの仲間  ツリフネソウ科


花のアップ

昨日見たツリフネソウの仲間とは
花の形が違うような・・・??




これもツリフネソウの仲間  ツリフネソウ科


花のアップ(正面)

赤い蕾が目立つ


花のアップ(横から)




かぼちゃの花に似ている





ソバの花に似ている  タデ科? ユリ科の花

オリヅルランの仲間だそうである
我が家のベランダにも咲いているが
これは、もっと大きくて、もっと清楚で、もっと美しい


花のアップ

ほとんどが皆下を向いて咲いているので
花の中を見るのに苦労する




咲き残っていたシャクナゲ  ツツジ科

深紅に近い色




大きなショウガ科の花

道から少し入り込んだ草むらの中に咲いていた
(たぶんここでヒルをくっつけてきた・・・と思う)

ランチの後、何気なくザックカバーを見たところ
黒いヒルが動いていたので
「ピン!」と指ではじいた所、土間のどこかに飛んでいった

そのことを浅原さん経由でロッジの女主人に伝えると
塩を一つまみ持ってきて体の上にかけておしまい・・・




麓近くで見たショウガ科の花より、
だんだんきれいになってきた




ムラサキ科   ワスレナグサや、キュウリグサに似た花
樹林の木陰・湿っぽい岩の苔の上に咲いていた

葉っぱが大きい割りに、花は小さい


花のアップ




ツル性の花のつぼみ  ガガイモ科?

どんな花が咲くのか??である
樹林の木陰・湿っぽい岩の苔の上に咲いていた

キツネノマゴ科?

直径3cmほどの花
目の高さほどの木
薄暗い樹林の中で、ピンク色が目立った


花のアップ




2cmくらいのピンクの花?のかたまり




イラクサ科のウワバミソウに似た花
3mほどの大きさの木に、びっしり実がなっていた




キキョウ科の花
ショウガ科の花


花のアップ


これは実だろうか?




アヤメ科の花

10cmほどの背丈で、大きな花を咲かせていた

ナツトウダイの仲間  トウダイグサ科

黄色い葉が鮮やか
花は終わりかけていて、実になり始めていた




ムシトリスミレに似た花
イワタバコの仲間だそうである

岩の上に群生していた
ニガナの仲間  紫色が美しい  キク科


湿った岩の苔の上に咲いていたイワタバコの仲間
大群生を作る


花のアップ

地味な色合いだが私のお気に入り




ショウガ科の花

登る際、大群生していたが(葉っぱだけ)
花はぽつぽつと咲いているだけだった

下山時に期待していたが、期待は外れ、まだまだだった

ヤマゴボウに似た花


花のアップ




アサ科 アサ属 アサ  (マリファナになる)

シャブルの町外れの排水溝の傍や
トレッキングのルートや家の庭などの
どこにでも普通に生えている

この日は、ほとんど蕾だったが
下山してきたら、皆開花していた




サトイモ科  テンナンショウ属

茎の足元から実が出ている


実のアップ




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