7月・雨季のランタン谷は、花いっぱい
                   
        ランタン谷トレッキング
                


 トレッキングの様子など

7月14日 関空へ 1日目 7/15 カトマンドゥへ 2日目 7/16 シャブルベンシへ
3日目 7/17 ラマホテルへ 4日目 7/18 ランタンへ 5日目 7/19 キャンジンゴンパへ
6日目 7/20 キャンジンゴンパ周辺 7日目 7/21 カルカへ 8日目 7/22 チェルゴ・リへ
9日目 7/23 ランタンへ 10日目 7/24 ラマホテルへ 11日目 7/25 シャブルベンシへ
12日目 7/26 カトマンドゥへ 13日目 7/27 バンコク空港へ 14日目 7/28 帰宅
全行程 ランタン谷で出会った花を色別に  トレッキングのあれこれ


7日目 7月21日(火) 
  キャンジンゴンパ(3800m)〜カルカへ(4500m)

今日もガスかとあきらめていたら
同宿のスウェーデンの女性から「山が見える」と聞き
大急ぎでカメラを持って外へ出た

初めて遠くの山が見えた!
山に囲まれた所にキャンジンゴンパがあったとは・・・

ナヤカンガ(5846m)




ガスの中に、ガンチェンボ(6387m)

撮影Asahara
手前のとんがり山に隠れているが
真っ白に見えるのがランタンリルン(7225m)




出発前、ナヤカンガをバックに記念写真
川の水量が増えないうちに
(気温が上がれば氷河も融け増水するそうである)
早く渡ってしまいたい・・・と、6:45の早い出発

山を見ながら歩ける幸せをかみしめる




これがその渡渉する川
(少し下流でランタン・コーラに流れ込む)
茶色の水がゴーゴーと流れている

サーダーのカビさんが、渡りやすい所を探しに行っていたが
結局ここらしかないようであった

それほど深くはないが、かなりの急流である
ストックをしっかり持って、ざぶざぶ歩くのかと思っていたら
なんと!負んぶして貰って渡るとのこと

昨日、「おんぶしてわたりますよ」とは聞いていたが
冗談だと思っていたのに、本当の話だった




ポーターやキッチンスタッフは靴を脱いで
じゃぶじゃぶと渡っていった
私たち女性2名は、
カビさんと、浅原さんと、ポーターの3人に
交代でおんぶしてもらって、
足を濡らすこともなく向こう岸へ運んでもらった

急流に足をすくわれるようで、
すいすいとはいかなくて、ぐらりぐらりと運ばれていった




私は、前半は浅原さんに背負われて中州まで、
そこからカビさんに背負われて向こう岸へ

向こう岸に着いたカビさんは
裸足の足を石にぶつけたらしく血を流していた

あわててバンドエイドを探したが見つからず
包帯の代わりになるかもと思い、
縦につないだバンダナを渡した

それは、包帯代わりにするには長さが足りなかったが
足に巻いて靴下を履いて血を止めるのは
何とかOKだった
(あわてて見つからなかったバンドエイドだが
やはりザックに入っていたので
それもカビさんに渡しておいた)




「さあ、ここからは登り登りですよ」・・・のとおり
登って登ってだった

さすがに富士山を越えている高さなので息苦しい

ゆっくりゆっくりのマイペースで歩くことにする

10歩、歩いて深呼吸・・・を繰り返すと
前を歩いている人と休憩タイムが違ってくるが
気にせず、楽な方法で登ることに徹した

後ろの景色を見ながら深呼吸、
花を撮りながら深呼吸・・・を繰り返した





ここをクリックすると大きく見えます
いつもは足早のポーターたちも、今日はゆっくり気味

10歩歩いて深呼吸・・・タイムに
振り返ってランタンリルンを撮る

下の方に流れているのは、先ほど渡った川





ここをクリックすると大きく見えます
ガスに隠れたり、現れたり・・・とめまぐるしい風景

まだまだ登りは続く

遠くに、ヤクの集団が見える




途中、ヤクを放牧しながら飼っている一家に出会った

手前の石垣の囲いは、家の側面になる

この上にビニールシートをかぶせれば
石垣の後ろにあるような家になるわけ

このようなカルカを利用し、定住することなく
あちこち移動しながらヤクの乳を搾り
チーズやバターを作っているそうである




ヤクのすぐ目の前を恐る恐る通過する




黄色いカーペットを敷いたような広場に着いた
ここで休憩した後、もっと前進するのかと思っていたら
ここにテントを張る・・・ことになった

えっ、もう着いたの?といった感じ
キャンジンゴンパから3時間の道のり




キャンプ地のすぐそばで、ヤクの軍団が闊歩していた

フンもあちこちにある
テントの下にも、テントの入口にもある

ヤクの活動場所にテントを張るわけ




「テントを張る間、その辺りを散歩していてください」
というありがたいお言葉に感謝しながら周辺を散策する




テントの近くには、イブキトラノオの仲間の群生がある
黄色いテントは、女性2名用と浅原さんのテント

青いテントは、
キッチン兼ダイニング兼スタッフたちの寝場所

手前の細長いテントはトイレ用




テント場の向こうは、深い谷
手前が女性2名用
後ろが浅原さんのテント




青いテントの中

突っかい棒を上手く利用して広い空間ができていた

そして片隅はどこでもキッチン




ランチの後、浅原さんと一緒に周辺を散歩

彼は、ここへ到着後すぐテント設営や
トイレの穴掘りなどで忙しく、
休養していなかったためか
頭が痛い(高度障害の1つ)と聞いた

私たち女性2名は、到着後のんびり散策して
高度に慣れていたため頭痛はなし

申し訳ない気分におちいった

足元のピンクは、イブキトラノオ





キャンジンゴンパ(3800m)〜カルカ(4500m)間で
                   出会った花

ヤナギランにそっくりな花  アカバナ科

川のそばに咲いていた




キキョウ科

首が痛くなるほどうつむいて咲いている
ゴマノハグサ科  シオガマの仲間


花のアップ




キキョウ科
イワヒゲの仲間  ツツジ科




シモツケに似た花  バラ科
キキョウ科?

でも、ミヤマリンドウに似ている
薄い青色で羽毛のような毛がいっぱいある


花のアップ




ムラサキ科? サクラソウ科の花

花びらの先に数箇所の切れ込みがある




エバーラスティングに似た花  キク科






ユキノシタ科の花

黄色の花の中に茶色の丸が面白い
キンポウゲ科

テントを張った辺り一面に咲いている花




バラ科

葉が粉を吹いたように白っぽく
花びらの根元が濃いオレンジ色




ランの仲間?


花のアップ




マメ科

茶色の「さや」は、果実
アネモネの仲間  キンポウゲ科

今まで見てきたアネモネとは違い、薄紫色
そして、花も大きい




スミレ科

こんな草原にキバナノコマノツメが咲く??
キク科   モリナ科




ゴマノハグサ科  シオガマの仲間


花のアップ




エンゴサクに似ている  ケマンソウ科

  
ラン科の花? タデ科




センブリの仲間の花  リンドウ科


花のアップ




キク科

下を向いて咲くのが特徴


花のアップ




サクラソウ科


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