~565mの亜熱帯から、ラルキャ・ラ(ラルキャ峠)5160mを越えて~ |
マナスル一周トレッキング(テント15泊) |
15日目 11/1(水) ダラムサラ4460m→ラルキャ・ラ5160m→ ビムタン3590m(テント泊) |
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* 青字の山名は、トレッキング終了後にパトナさんに教えてもらいました |
朝食 2:30 お餅が出ると聞いていたが、 いつものお粥だった・・・ |
出発 3:00 体調がすぐれない横浜の男性は、 ザックを持ってもらうことになった この後、体調不良者は3人になった 高度障害によるものらしい |
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真っ暗の中を歩くには、グループがかたまって離れないで歩くこと 離れてしまうと、自分1人分のライトの範囲しか見えないので、足元が不安になる かたまって歩けば、前後の人のライトも照らされるので、見える範囲が広がる しかし、若くて元気なガイドは、ついつい足が速くなってしまい。間が開く おまけに、スタッフは、トップを歩くガイド1人のみ ガイドは合計5人いるのだから、トレッカーの間・間に入って歩調を合わせるべきだと思うが 後片付けなどで、10人のトレッカーに1人のガイドのみ(個人ポーターのミケシュさんは数に入れられない) 何度、「スローリー」とか、「ペースを落として~」と言ったことだろう そのうち、籾山さんもパトナさんたちガイドも合流したので、ほっと安心 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1人の女性が、「ザックが重~い」というので、アイゼンとペットボトルを、2人で分けて持つことにした あとで、アイゼンは籾山さんのザックに入った また、「眠い~」と言いながら足元がふらつく 睡眠導入剤でも飲んだせいかと思ったが、どうやら高度障害の1つらしい 籾山さんが、後ろにいて、ザックを持ちながら確保していた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 休憩時に「水分をとるように」と言われたので、 彼女は、ハイドレーション用のチューブから飲もうとしたところ、凍って出てこなかったので ほの暖かい私の紅茶を進呈 体調がすぐれない男性は、ザックが手元にないので水分が取れない またまた、私の紅茶を進呈 今日は1リットルのスポーツ飲料と450ccの紅茶をザックに入れている 多分これで何とか下山するまで持つだろうと思っていた それに、強力な秘密兵器「小型のエネルギーゼリー」も数個持ってきているので、大丈夫!(のはず) |
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5:50 周りがぼんやり見えてきた ちょうど氷河湖のある場所だったのでパチリ 氷が張っていたので、石を投げ入れて割れるかどうか試したかったが、私の力では湖まで届かなかった・・・ 山は、サムド・ピークだって |
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6:20 山が赤くなった! 後ろを振り返ると明けの明星も瞬いていた こんなに立派な山なのに、無名だって |
氷河湖と、その奥にサムド・ピーク |
ラルキャ・ピーク 左手に見える山 明るくなったころから、ふらつきも収まったとかで、籾山さんの確保は終了 その代わりに、がっしりタイプのガイド、ダウさんが ぴったり彼女の後ろからついて、グラッとした時に確保していた 私は、彼女の前に付き、彼女の足取りに合わせてゆっくり歩くことにした 前の人がいれば、その足元だけを見て歩いていれば楽だと分かっているから |
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7:30 バッティ(お茶屋さん)で、休憩 籾山さんがミルクティーを注文 暖かくて甘くて、おいしい~ 朝食が早かったので、おなかが空いてきた 今日のランチとしてもらったお弁当から ナッツやおにぎり(柔らかすぎ)を食べた 食べないと「シャリバテ」のようになって 歩けなくなることがあるから |
8:25 まだ、ラルキャ・ラは見えない・・・ |
こんなに立派な山なのに、無名だって 右手に見える山 |
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9:40 左 平らな雪原のような所に出た この先の左上が峠だって 右 チョオ・ヒマールだって |
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ラルキャ・ラ(5160m)に着 10:35 |
10:20 あと少しがえらい |
先行グループは休憩中 後続グループの姿は無し 全員そろってから集合写真を撮る・・・とのことだったが 下山の時刻が迫ってきたのだろう 全員を待たずに下山を始めることになり、 先行グループは出発 私は、後続グループを待つ 11:20頃、パトナさんと一緒に3人到着 |
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11:35 残っていた全員、下山開始 私は、下りの安全を考えてチェーンアイゼンを着けた |
ラルキャ・ラを振り返る |
1人の女性が凍結した箇所で転んだことから、他の男性2人もアイゼンを着けることになった これで転倒は避けられるが、雪のない場所ではかえって歩き難い いつ外すといいのか・・・の判断に困った |
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下山の途中で休憩 11:53 この辺りまでは、女性のトレッカー2人と籾山さんとも一緒だったが、だんだんと間が広がって、 最後のグループは3人とパトナさん・ミケシュさんの5人となった |
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パトナさんは、「ポーターが1人いない」・・・と言って 再度、峠を越えて向こう側に行き、また登り返して、彼の荷物を持って降りてきた どうするのかと心配していたら、荷物を途中に置いて、そのポーターが担いで下りることを期待していた 「登りはもうないので、下るだけならできるはず」・・・だって |
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もうこれ以上、アイゼンは無理・・・と思う所で外し、どんどん下った この↑眼下に見える氷河の跡まで下りれば、後はたらたら道のよう思えた 15:12 このころから、体調のすぐれない男性の足取りがいっそう重くなり、少し歩いては休憩・・・になった 今日の宿泊地は、↑左の山の向こう側へと回り込んで、どんどん行った所・・・と聞いている 今まで一緒に行動してきたが、このままだと暗くなってしまう気がして、 別行動をとることにして別れたのが、15:45 足取りが重くなっていること、遅くなることを籾山さんに伝えなくちゃ・・・の思いで できるだけスピードアップして、わき目も降らずに歩いた 16:00頃 キッチンスタッフのジュースの宅配に出会った 宿泊地はすぐそばかと思ったが、なんのなんの、着いてから分かったが まだ2時間も先だった |
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16:45 別れてから1時間たつのに、集落の屋根1つ見えない 後ろを振り返ると、真っ白な山 ネムジュンだって |
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17:12 前方の山裾に雲 あの雲の下に宿泊地があるのだろうか・・・と考えながら 速足で飛ばす |
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17:16 さっきまで白かった山が赤くなった! ネムジュン まだ、集落が見えない |
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17:17 左手の山が輝き始めた マナスルだって |
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17:21 マナスルが燃えるように赤くなった! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この頃、遠くの方に集落が見え始めた これからまだ30分はかかりそうと予想 黄色いテントのようなものが見えるが、薄暗いので確信はなし 山も燃え尽き、ただの山になり、とうとう辺りは暗くなってしまった ザックからヘッドライトを出す暇も惜しく、ただただ、速足で飛ばした 集落の端にある家の近くまで来たが、黄色いテントはすでに闇の中で見えない・・・ 心細く歩いていると、ニマさん(多分)が「こっちだよ~」というように手招きしてくれたので直進 それでも、どのロッジか分からないので、「もみやまさ~ん」「ダウさ~ん」「ナワンさ~ん」「テンジさ~ん」と 知っている名前を連呼しながら歩いていると、一軒の家から男性が出てきて 「ジャパーニーズ?」と聞いたので「イエス、ジャパニーズ・グループ」と答えた 教えられた家に近づいて、「もみやまさ~ん」と呼ぶと、キッチンスタッフらしい男性が顔を出し ダイニングから籾山さんを呼んでくれた 「15:45に分かれて1人で帰ってきたが、足取りが重そうだったので心配」・・・と言うと、 彼は、「ガイド達が5~6人、迎えに行っている 会わなかったか?」と聞くので 「道は上にも下にもあるから行き違ったかも」と答えた とにかく事情が分かっているらしいので、ほっと安心して教えられたテントに入った 18:00頃 夕食は18:30と聞いたが、後から来るメンバーと一緒に食べます・・・と言って遅れてダイニング入っていた |
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19:06 他メンバーはすでに夕食を終えていた 籾山さんから、「ガイド達が暖かい食事を運んだ」・・・と聞いたので 私も夕食を食べることにした 20:00頃、籾山さんがテントを回って、 「明日は予定より1時間遅れの7:00起床 8:00朝食 9:00出発」と触れ歩いていた その際、「みんな帰ってきましたか?」と尋ねると肯定の返事 ああ、よかった~!と思って眠りに入った |