夏沢鉱泉〜オーレン小屋〜硫黄岳周回



硫黄岳山頂

爆裂火口横を通って
夏沢峠へ下る
●場 所 長野県茅野市・長野県佐久郡南牧村
●標高 2760m 
●山行日 2020年10月31日(土)
●多治見から
  登山口まで
10/30に泊った茅野市豊平の山荘=桜平(P)・・・登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 白木、山崎、丹羽、今川
●コースタイム 山荘
桜平(中駐車場)
登山口(ゲート)
夏沢鉱泉
オーレン小屋
アイゼン装着
赤岩の頭
硫黄岳
夏沢峠
オーレン小屋
夏沢鉱泉
登山口
桜平(中駐車場)
山荘前で別れてICへ

7:25発
7:52〜8:05頃
8:18〜8:23
8:53〜9:00頃
9:56〜10:06
10:35頃〜10:43
11:30〜11:37
12:14〜12:56
14:10〜14:15
14:45〜14:56
15:33
15:57
16:05頃着
・・・・・
   周辺地図こちら     


 昨日(10/30)、八子ケ峰下山後、
ハイキング仲間の山荘で泊

今日は、早朝多治見を出発した
ハイキング仲間と山荘前で合流し
2台の車で桜平の駐車場を目指した

舗装された大通りから右折すると
未舗装のガタガタ道となり
凹みや石を避けながら、慎重な運転が必要

スピードを落として緩い坂を登るのだが
まだか・まだかと思えたほど遠かった

一番下は「下」駐車場でがら空き
次は「中」駐車場になるわけだが
その間の遠かったこと!

そこもすでに1/3ほどの
駐車スペースが埋まっていた

後ろから付いてくるはずの車が見えない・・・!
後で分かったが、
追い越しの車の陰になって
先に駐車場に入った車が見えず
「上」の駐車場まで行っていた・・・と

「上」の駐車場は、満車状態で
1台停めるのがやっとだったとか

登山口で合流することにして、
「中」駐車場から歩き始めた

登山口までは緩い登りなので
長〜く感じられた

 
 ここが登山口 8:18
「上」の駐車場は、ここからすぐだとか

 
 待っている間に、張り紙を見ていると、
「熊の目撃情報」という紙が目についた
「10/11・10/14、お昼くらいに
このゲートと夏沢鉱泉の中間くらいの登山道で
1m〜1.5mくらいの成獣と思われる熊を目撃した」・・・と

対処法として、「@逃げない・背中を見せない
A熊を見つめて、ゆっくり後ずさりして距離を広げるように」
・・・と、書いてあったが
理屈では分かっても、実行できるかどうか
自信が無い

 
 4人が揃ったところで出発 8:23

 
↑ 登山道わきの沢が流れ込むところを見ると、
木の枝にしぶきがかかって、
アイスキャンデーのようになっている場所があった ↓

そういえば、今朝の山荘の外気温は、
マイナス2℃!だった

 
夏沢鉱泉に着いた 8:53
薪を焚いている煙が出ていた
ここは日陰
トイレへ行っている仲間を待っている間
寒くて寒くてじっとしておれないので
ゆっくり行っているから・・・と、先に出発した 9:00頃

 
 夏沢鉱泉前に置いてあった看板
「6:30現在 2060mのここで
マイナス5℃!」
この寒さだもの、さもありなん・・・
「風速1m」・・・風が殆んどなくてよかった〜

でも、「硫黄岳山荘 2650mで、
マイナス3℃」・・・って??? 
「風速7m」・・・は分かるけれど

 
 ふと後ろを振り返ると、
遠くに白い山々が見えた
とがった山は「槍?」 その横は「穂高?」

   
 登山道脇の霜柱
この辺りは5〜6cmだったが
登るにつれ、だんだん長くなっていった

多治見早朝発
1人で運転してきたにもかかわらず
元気な足取り
 
   
 陽だまりで後続を待って、
最後から歩く

長い霜柱
あちこちで見かけた
下山の時にも、融けていなかった

   
 オーレン小屋に着いた 9:56

 軒下には、除雪した雪の山
   
 左 ぽかぽかの陽だまりで休憩
右 「女性スタッフ募集の看板
「料理が得意な方・雇用保険・ネパール研修アリ・
60歳まで」の文に
「私にぴったり」とか「年齢がね・・・」とかの声

   
「硫黄岳・峰の松目」方面を確認して出発
10:06

  雪が出てきた

 
 「峰の松目」分岐 10:21
上から降りてくる人から
「アイゼンが要りますよ」の声を聞いた

どのくらい凍っているのか、
左右に逃げれないほどなのか、
などと、考えながら進んでいったが・・・

   
 とうとう、登山道全体が
ガリガリに凍っている場所になってきたので
平らな所でアイゼンを着けることにした

きつかったり・緩かったりで苦労したが
なんとか装着

もうこれで心配なく足が出せる 10:43

   
 急登の続く所で
後ろを振り返ると・・・
白い山並み〜

 登ってきた道を振り返ると
積雪はたいしたことはないが
凍っているのでガリガリの
ツルッツル

  
 何度も後ろを振り返りながら
登って行く

上から下りて来る人で
ノーアイゼンの人がいて(小学生も)
大丈夫か!!と思うことが度々

 
ちょっと傾斜が緩くなってきた
緑色の苔の上に
白い雪がかぶさって、とてもきれい

 
 「赤岩の頭 急坂手前のトラバース」の標識
ここから左折して・・・
 
 トラバースして・・・

ぐいぐい登って行くと
↓ 登るにつれ後ろに見える山々が、
どんどん増えてきた
 
 
 
 ・・・・・・・・・
↓ 天狗や蓼科山も見えてきて
その後ろにも白い山並みがずらりと並んでいた 
 
 
↓ やっと赤岩の頭に着いた〜
   
ぐるっと展望がよくなった
 
↑ 左手には、ここから20分で行ける
硫黄岳山頂

↑ あの大岩を過ぎればすぐ

 
心が急いて、足取りも軽く、お先に出発〜
↑ 後ろを振り返ると
もうこんなに間が開いてしまった

今日は、胸が苦しくない
楽々登れてしまうのが不思議・・・


↑ 3人をアップにしてみた

 
↑ 登って振り返るごとに
展望がよくなる
阿弥陀と赤岳もバッチリ

後続の3人も出発

↑ 3人をアップにしてみた

 
 ↑ ケルンも過ぎた
   
同行者から送られてきた画像
先行している私が写っている

 
 ↑ 阿弥陀・赤岳・横岳も見える

2019/6/18〜19には、
赤岳〜横岳〜硫黄岳を縦走した
2018/3/30〜31には、
積雪期の硫黄岳に登っている

その他、何度もここからのこの景色を眺めている
ちょっと調べてみた
最初は、33年前1987/8/22〜25
1991/2/10〜11  1992/10/10〜11
1993/1/13〜14  2001/7/20/〜22
2002/7/13〜14  2003/6/22〜23
2005/6/18〜19  2007/6/16(会山行)
2008/6/23〜24  2009/6/20〜21
2015/6/13〜14  2016/6/18〜19
わあ〜 こんなに〜! 
自分でも驚き!

 
↑ またまた高度が上がった

後続の2人も、
後ろを振り返りながら登っている

↑ 2人をアップにしてみた

 
 ↑ 阿弥陀の後ろは、南アルプス?
 
 ↑ 山頂が近くなった
 
 ↑ 両天狗と、蓼科山
 
 ↑ これは?
 
 ↑ これは?
 
 ↑ 右に峰の松目 その奥は?
 
 山頂直下の大岩が見えた
ここをぐるっと巻いて登ればすぐ山頂広場

ここから岩場なので
後続の3人を待つことにした

(同行者から送られてきた画像)

 
 ↑ 阿弥陀・赤岳・横岳・硫黄につながる稜線
 
↑ 待っている間に、後続が追いついてきた ↓


・・・・・・・・・・・・・・
↓ 岩場の足の置き方に気を付けて出発
 
 
↓ 前方の岩をくるっと回り込めば・・・
 
  
↓ 山頂広場〜! 12:14
 
 ↑ 目の前に、阿弥陀・赤岳・横岳がド〜ン

 
 ↑ 山頂標識の前でパチリ 

 
 ↑ 下山する方向に天狗と蓼科山

 
 ↑ あの噴煙 浅間山?

 
↑ もう見慣れた赤岳・横岳と
ここへつながる稜線の道

 
 6月に歩いたメンバーから
「ぜひ爆裂火口を見てほしい」
・・・と言われていた
その火口の縁を歩いて・・・
 
 途中までは行ける

2018/10/21〜23 本沢温泉から
硫黄岳を見ていた
露天風呂からも
で、上からも見えるかな?と思ったが
見えなかった・・・

 
 あのゴツゴツの岩の向こうに
夏沢峠へ下りる道がある

 
ここをクリックすると大きく見えます
 火口の底までは・・・見えない

 
 ずら〜っと並んでいるのは、北アルプス
蓼科山に近い方が、白馬方面らしい

 
 蓼科山の右にも、まだまだ続く山・山・山

 
 これは中央アルプス?

 
今日は珍しいほど風が無い
雲一つない、絶好の山日和
こんな日はめったにない

 
 
 ↑ 3人は、富士山が見えないか・・・と探していたとか
結局、見えなかったらしい

4人揃ったらお昼にしよう〜
草のクッションの上に座ってランチ

 
  頂上で40分もゆっくりできた
風が強ければこんな長居はできなかった

さあ、下山 12:56と思ったら、
うえ〜っ、こちら側にも雪が残ってるう〜

さっきは日陰でバリバリだったが
こちらは日向だからアイゼン無くてもいいか・・・
と、思って下山し始めたが
所々、ツルツルになっていたので
慎重に慎重に下った

 
ここをクリックすると大きく見えます
 覗き込んでも、底までは見えなかった

 
 ガラガラの道を下る
こんな雪のない所はいいのだが
雪が凍っていると、スピードが落ちる・・・

 
 左下に小屋が見えた
オーレン小屋

 
 まだまだ、ガラガラ道は続く

 
 今度は前方に青い屋根が見えた
夏沢峠の小屋
登山道を挟んで2軒ある

2014/9/12〜9/14
編笠〜権現〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜夏沢峠〜
天狗〜中山〜麦草峠〜ロープウエイ駅まで歩いたことがある
その時、この山びこ荘で泊ったっけ

 
ここをクリックすると大きく見えます
 
 振り返ると、
さっきまでいた硫黄岳の山頂が見えた

 同行者から送られてきた画像
 
ここをクリックすると大きく見えます
 夏沢峠に着いた 14:10
小屋の下から硫黄岳を振り仰ぐ

 
 さあ、夏沢峠からは
少しは歩きやすくなるかと期待していたが
そうでもなかった

蛇篭があったり、雪が残っていたり
傾斜は緩くなったが気は抜けなかった

   
 オーレン小屋に着いた 14:53

トイレをお借りした
靴を脱いで小屋内へ
使用料200円
綺麗なトイレで、手も洗えたので
その価値はあった

 
 さあ、出発
硫黄岳の見納め〜

 
 こんなたらたら道はちょっぴりだけ

 
 来た道と同じ道なので
緊張感は少しだけ

 
 小沢の水は全面凍結

 
 青い屋根が見えたので、
もうすぐ夏沢鉱泉

   
 夏沢鉱泉に着いた 15:33

夏沢鉱泉傍の流れ出る水
しぶきがかかって長〜いつらら

 
 途中から固いコンクリートの道になり
足が悲鳴を上げていた

最後の登りも辛かったが
やっと、ゲート(登山口)に着いた! 15:57

1台は、「上」駐車場
もう1台は「中」駐車場

「上」駐車場から車を取ってくるから
ここで待っていて・・・の申し出に
有り難く従い、ザックと一緒に待っていた

あとの二人は、歩いて「中」駐車場へ

途中で車が追いついて、みんなで、「中」駐車場へ

その途中、鹿にバッタリ遭遇!
車が傍にいても気にしないふうで
草?を食べていた

「中」駐車場で、
1台は山荘行き
もう1台は多治見へ帰ることになり
私は多治見組になって
2人・2人に分かれて出発

また、ガタガタ・凸凹の道を走った
舗装道路に出るとほっとした〜

途中、山荘前で手を振って
山荘行きの車と別れ、ICへ
・・・・・・・・・
町中は混雑していたが、
高速に乗ってからはすいすいと走り
20:30頃には家に着くことができた
・・・・・・・・・・・・・・・・・
早朝出発―硫黄岳登頂ーその日に多治見へ帰着
・・・という強行軍だった

運転有難う〜
・・・・・・・・・・・・・・・
行きは行きで、多治見6時発
茅野の山荘に着いたら即ハイキング
・・・というこれまた強行軍

運転有難う〜
・・・・・・・・・・・・・・・
そして、オシャレな山荘の持ち主にも
有難う〜

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      私の記念の一枚 〈白木さんより〉

硫黄岳山頂
みんなで揃ってお昼御飯
なんて青い空なんでしょう!

      私の記念の一枚 〈山崎さんより〉

 
 登ったね〜

 
迫力!!

      私の記念の一枚 〈今川さんより〉
 
 
硫黄岳はもう雪が、
チェーンアイゼン持ってきて良かった

 
 硫黄岳の稜線、美しい!

 
 赤岳、また登りに来たい!

 
 八ヶ岳のダイナミックさが伝わるね
(道はちゃんとあるので大丈夫)

    
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