スペイン巡礼路 800kmを歩く |
サン・ジャン・ピエ・ド・ポー(フランス)から、 サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)へ |
1日目 5月21日(月)
【出国≠ソウル・インチョン空港≠パリ・シャルルドゴール空港=ホテルへ】
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機 ⇔その他
今回の旅は、昔からの山友達に誘われたことがきっかけ ツアーではなく、個人旅行の二人旅 宿もホテルではなく、巡礼者用の宿に泊まり、サンティアゴまでの約800kmを毎日歩く・・・が基本 「ウェブトラベル トラベルコンシェルジュ」という会社に これらの希望を話して相談に乗ってもらった 何度もメールのやり取りをした後、日程が決まった 大韓航空のお値打ちなチケットを利用 5/21・5/22と7/2・7/3・7/4の行き帰りのフライトチケット・列車・タクシー・ホテルだけを 予約してもらい、あとは、ご自由に・・・というプラン |
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中部国際空港09:25発のKE752の搭乗開始を待つ |
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ソウル;インチョン空港に着いた 時差は無し |
乗り継ぎ11:25~13:20 |
機内食 今から思えば、「ご飯」を味わって食べておくべきだった 現地では、硬いフランスパンばかり たまに、サンドイッチの柔らかいパンもあったが・・・ パエリヤのお米は、噛むと、最後に芯が残っている焚き方 ま、それでも「ご飯」が恋しい身にとっては嬉しかったが・・・ |
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01:00 日本時間 もうすぐ、パリ 眠くないので、新作の「ピーターラビット」と ドキュメンタリー番組を見て、後はうつらうつら・・・ |
パリ・シャルルドゴール空港18:30着 現地時刻 |
出口を探してウロウロ お迎えの車が待っているはず |
高級車のお出迎えでホテルへ |
車内からの風景 21時を過ぎてもこの明るさ |
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車内からの風景 |
ティモテル・オデッサ・モンパルナス(ホテル)に到着 |
明日、列車に乗るモンパルナス駅の下見に出かける |
モンパルナス駅 ホテルからそれほど遠くない 帰途、雨に降られ走って帰った |
2日目 5月22日(火) |
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6:18 ホテルの部屋から見下ろした |
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朝食 6:45 |
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駅構内 列車のホーム番号を確認してから移動 乗車前に、お昼用のサンドイッチを購入 |
TGB(フランス新幹線)の車内 7:52発 がら空き |
8:26 車内から |
9:00 車内から いつまでも続く農村風景 |
9:50 車内から |
9:51 車内から |
11:10 もうすぐバイヨンヌ駅 11:47到着の文字 だが、だいぶ遅れたので バスの発車まで余裕がないためソワソワ |
バイヨンヌ駅に着いた バス乗り場はどこ?速足で探す |
バイヨンヌ駅の端から端まで歩いて、やっとバスの姿発見 車体の下にザックを入れた ドライバーらしき人に尋ねると、チケットを買ってくるように・・・と ええ~っ、発車間際なのに? 場所を聞いて、足の速い友人が切符を買いに、私は座席を確保して、 ドライバーに、「友達が今、切符を買いに行っている」と説明 切符を買って帰ってきた! 間に合った! ところが、コリアングループを横目に見ながら、バスは発車! えっ、信じられない・・・次の便は数時間後 彼らは、慌てるふうでもなかったし、ザックを持っていたから、待たなかった?? |
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13:30 サン・ジャン・ピエ・ド・ポーに到着 巡礼事務所はどっち? 人が歩いて行く方角の波について行けばいいはず |
途中から人の波は一方通行にならず 町を散策している人の波にも出会い 探すのはなかなか難しい |
それでも人の波を観察しながら 町の中の坂道を登っていくと 人がたむろしている建物があった ピンポーン ここがその巡礼事務所 前もって、日本でクレデンシャㇽ(巡礼手帳)を 受け取っているので、安心 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
スタッフが、言語別に分かれて説明 友人は、私より英語力が強いので頼りになる こんな時の説明を聞くにはぴったり 右隣は、日本の若者 |
【クレデンシャㇽ(巡礼手帳)とは】 ・自分が巡礼者であることを証明する巡礼の 「パスポート」のようなもの。 ・これをパスポートとともに呈示すれば巡礼宿(アルベルゲ)に宿泊出来る。 ・「日本カミーノ・デ:サンティアゴ友の会」に申請すれば、渡航前に手に入れることができる。 ↓ |
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まず、今日の宿を決めなければならないし、 明日の宿も確保しなければならない スタッフは、親切にこちらの希望を聞きながら 電話をかけてくれていた |
明日の初日から20数キロも歩きたくない だが、適当な場所に建っているアルベルゲは 「満員だからダメ」だって 仕方ない 歩くっきゃない! 今日の宿は、すぐ左隣のアルベルゲに決定 |
【アルベルゲとは?】 ・巡礼宿のこと。 ・ムニンシパル(公営)と私営がある。私営の方が、お値段は高い。たいていは、ムニンシパルに泊まった。 ・5ユーロ~15ユーロくらいまで幅がある。 ・同じ値段でも、設備や外観はいろいろ。 ・原則、朝、8時までに出発することになっている。連泊はできない。 ・受付時刻も、アルベルゲによって様々。たいていは11時頃から。 |
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広々とした1室に2ベッド 最初で最後だった |
洗濯をして、干して、 部屋のベランダから眺めた風景 |
彼女はこのアルベルゲのオーナー 親切であり、口やかましくもあり、私の叔母にそっくりだった |
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明日の下見に出かけた どっちへ行くべき?右?左? |
川に出た チーズのお店で聞くと、広い道へ出たら右 それからまた右・・・と |
15:53 ここ、さっき通った所 |
キク科 小さくて色とりどり |
もう一軒で、カミーノの道を聞くと さっきとは違う返事 教えられたように歩いて行くと標識があったので それに従って歩いて行った |
この町は城壁に囲まれている 城壁の上の道をちょっとお散歩 |
アカバナの仲間:アカバナ科 背が高かった |
ムラサキサギゴケに似た花:ツル性 日本の園芸店でも見たことがある |
丁度、今夜の宿や巡礼事務所の裏に当たる場所 |
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ここをクリックすると大きき見えます |
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城壁の上から |
城壁から降りて町並みに戻ると、立派な門 それを潜って先へ進む |
トチノキの仲間:ムクロジ科 背の高い木に、赤い花がたくさん咲いていて見事! |
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キキョウの仲間:キキョウ科 直径1cm程の花 |
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マンテマの仲間:ナデシコ科 その後ろには紫色のキキョウ科の花 |
スイカズラの仲間:スイカズラ科 |
向こうからカミーノが歩いてきた 「ロンセスバージェスから来たのですか?」と聞くと、 これから行くんだって つまり私たちは方角を間違えていた分け あらら? 足元にあるこのマーク 今まで気が付かなかったけれど 大切な指標だと分かった 三角の長い先端が、これから歩いて行く方向だって |
よくよく地図を見ると、 川を渡っていくことになっているじゃないの! また、道の分岐では、三角の指標がちゃんとあった この先の分岐まで行って確かめることにした 左へ行くようにの指標があって安心 |
【カミーノ】とは、 ・本来は、「道」という意味で、巡礼路のこと。 ・巡礼者という意味の「ペレグリーノ」の代わりに使う時もある。言いやすいので。 ・すれ違う時、追い抜く時、土地の人達と会った時に、「ブエン・カミーノ! =良い巡礼を」と挨拶していた。 |
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日本にはない花 珍しい~ 変わっている~ |
オリソンへの指標 この道を緩く登っていけばいいんだ |
この、青地に黄色の貝のマーク↓がカミーノの道 |
マメアサガオの仲間:ヒルガオ科 明日の道筋が分かったので 安心して戻る |
17:28 この時刻ではお料理は食べられない たいていの所は19時か20時から やむなく、ビールとおつまみを夕食がわりとする |
いい気持で宿へ帰ってくると、 先程根気よく説明してくれていたスタッフ(左)と、 今日の宿のオーナー(右)にばったり 「ロンセスバージェス」ではなく、 「ロンセスバーリェス」と発音を訂正させられた 何度も発音してやっとOKが出た ガイドブックには、「ロンセスバージェス」と 書いてあった |