スペイン巡礼路 800kmを歩く |
サン・ジャン・ピエ・ド・ポー(フランス)から、 サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)へ |
31日目 6月20日(水)
【ベガ・デ・バルカルセ・・・オ・セブレイロへ 12.10km(合計620.63km)】
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機 ⇔その他
アルベルゲ 6:38発 驚いた、屋根のすぐ上を道路が走っていた! ・・・・・・・・・・・ 今日の行程は短いのだが、 次の日の行程とあわせて考えると これが最善の日程だから、セブレイロ峠まで |
しばらくは遠くに高速道路風の高架を見ながら 車道歩き 車は滅多に通らないが、左側通行で歩く ・・・・・・・・・・・ 右膝が痛いが、薬を飲むほどではない ダブルストックで力を分散させて歩くことにした |
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「ルイテラン」の文字 7:09 やっと2kmちょっと歩いただけ 車道歩きはまだ続く |
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道路脇に、真っ白い花がいっぱい咲いている大きな木! |
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車道横に、山らしい花が咲くようになった 初顔 紫色が目に飛び込んできた |
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これも初顔 |
ワスレナグサの仲間:ムラサキ科 | |
シソ科の花 初顔 |
車道を離れて山道へ 薄暗くて涼しい |
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これもシソ科だと思う 初顔 |
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いろいろな山の花に出会えるので嬉しい 山道らしい山道だった |
リュウノウギクのような花:キク科 | |
ヒナゲシの仲間:ケシ科 久しぶりに出会った それも間近で |
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「ラ・ファバ」の文字 9:04 どんどん山道を登った所に集落があった 標高900m程もある |
マンネングサの仲間:ベンケイソウ科 | |
ランの仲間:ラン科 |
ハンニチバナの仲間:ハンニチバナ科 | |
初顔 「顎が長い花」 |
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見晴らしのいい稜線歩き 9:19 あの稜線まで行けば、セブレイロ峠かな?と期待して歩くが… |
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初顔 |
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マンテマの仲間:ナデシコ科 小型で細身のマンテマ |
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稜線に着いても、また次の稜線が待っている |
岩場でよく見かける | |
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あの稜線まで行けば、セブレイロ峠? ・・・・・・・・・・・ 「峠越え」といっても、日本のような急坂ではなく 横へ横へと緩やかに登っていくので 想像していた程ではなかった ただ、ダラダラと長く、ジリジリと照らされ 適当な距離に休憩する場所が無いので疲れる~ |
ここの白い包みは、干草のロールが入っている この先で広い車道と合流 たくさんの人が、アルベルゲで休んでいた 友人たちも |
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彼等が休んでいる間に先へ進む 後ろから来た車に気を取られ、 うっかり指標を見落として直進してしまった所、 後から呼び止められ左折だと分かって引き返した |
後ろを振り返ると、さっきのアルベルゲがちらり この辺りで標高が1200mを越えた |
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山また山 こんな景色は久しぶり 手前は、「ワラビモドキ」と名付けたワラビそっくりさん |
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サンティアゴまで、あと160.948kmになった |
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きちんと積まれた石垣に沿って、峠の裏の巡礼路を進む |
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オドリコソウの仲間:シソ科 |
石垣を伝って上へ上へと登っていく花 | |
峠に着いた 車道と合流 11:00 お土産屋さんやホテルが並んでいた |
「オ・セブレイロ」の文字 峠までへろへろになって登ってきたのに、 峠は観光客でいっぱい 車ですいすい登ってきたらしい 標高、約1300m |
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セブレイロ峠の教会 |
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峠からの景色 |
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さて、アルベルゲはどこ? 探し歩いた先がここ 11:11 ここは裏口らしい ぐるっと回って反対側に正面玄関があった 受け付けには人影無し ザックを置いて順番取りしてからビールを飲みに行こうと思って出かけたが 後続の二人がまだ来ていないので、店へ入ってしまうわけにいかず また玄関に戻ったら、スタッフがいて、レセプション前の椅子に置いておいた私のザックを 外のベンチに置いて、玄関には鍵をかけてしまった そして、私がいない間に男性が先頭になっていた 受け付けは13:00からと掲示してあった 友人たちも到着したが、それでもまだ11:45 ペレグリーノ達の数はどんどん増えてきた 4人座れる椅子だったので、先頭の男性とともに、日本人グループ3人が座ることができた ペレグリーノ達は、地面に腰を下ろして陽気に喋り、笑いあっていた ・・・・・・・ 13:00になっても扉は開かず、皆イライラ やっとスタッフが来て受付が始まったはいいが、 先頭の男性が、このセブレイロ峠で連泊したいとの申し出に、スタッフが難色 アルベルゲは、「原則、連泊はできない」ことになっている 彼は、昨日、ここのホテルで泊まったのだが具合が悪くなってて先へ進めない お金も乏しいので、このアルベルゲに泊まりたいとの申し出だが スタッフたちはなかなかうんと言わず、彼も後には引かず・・・で大分時間がかかったが ついに根負けの形で許可が下りた 私は2番目だが、友人たちは4番目に着いたので、 3番目のブラジル人カップルに「友達なので一緒に手続きしたいのだが・・・」というと 快くOKの返事 3人で手続きをして、やっとベッドに到着 2段ベッド無しの広々とした部屋だった ・・・・・・・ ここのアルベルゲは、パスワードを入れればWi-Fiがつながる方法ではなく 面倒な操作がいるようで、掲示してあった文章を一生懸命読んでも理解不能! スタッフに聞いて操作してもらってもできなかったのでお手上げ~ 日本から持ってきた携帯用「HUAWEI」を使ってやっと送信することができた ・・・・・・・ ここのシャワーはひどい場所だった 脱いだものをかけておくフック→ 無し ドア→ 無し シャワーカーテン→ 無し 左右に3つずつシャワースペースが並んでいるのだが、手前や2番目は通る人から丸見え 待っている間に汗は引いたし、非人間的なシャワーには拒否反応 で、いつもの3点セットは無しで、バルへビールを飲みに行くことにした |
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大ジョッキとおつまみ 14:55 三角形は、スペイン風オムレツ 具はお店によって違うが、とにかく分厚い その横に、チキンのトロトロ煮 2人で15ユーロ 煮物は久しぶりなので美味しかった このバル、ネット環境無し |
ビールを飲んでいると、 突然「一期一会」という言葉が聞こえてきた 日本人ではなくコリアンの女性で元教師 アンナプルナBCやポカラ、 マチュピチュに行ったこともあるという 独身で陽気な女性 今日はこのバルで泊まるのだとか 友人とツーショットでパチリ 15:22 |
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スーパーの品ぞろえもイマイチだし、キッチンの道具も少なかったので さっきとは違うバルへ、夕食に出かけた、18:40 前菜は、いんげんとベーコンの炒め物(シャキシャキして美味しかった) メインは、ハムとポテト(塩っ辛いハムだった) デザートはケーキ(まあまあの味 もうちょっとしっとりしていればもっとよかった) 食事中、雷がゴロゴロして雨が降ってきたが、帰る頃にはいったん収まり 夜中またゴロゴロ |
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アルベルゲからの遠望 ・・・・・・・・・・・ 標高が高いので、いったんはシュラフを出して用意したが、 ここ数日インナーシュラフだけで過ごしていたので ベッドルームの中は大丈夫だろうと思い片付けてしまった 暑くて、インナーシュラフもいらないほどだった ・・・・・・・・・・・・・ 膝が痛いのを我慢するより、薬で痛みをとっった方が歩きやすいと思い、飲むことにした 30分で効き始める・・・と自分に言い聞かせているが、 確かに安心して足が出せるので、薬の効果「あり」 |