スペイン巡礼路 800kmを歩く |
サン・ジャン・ピエ・ド・ポー(フランス)から、 サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)へ |
38日目 6月27日(水)
【サルセーダ=モンテ・ド・ゴソ・・・サン・ラザロへ
25.68km(合計774.7km)】
*サンティアゴ・デ・コンポステーラまでちょっと往復
鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機 ⇔その他
今日は距離が長いので、 二人は早めに出発 私は、早すぎても困るので、昨日のバルで朝食 オイルサージンの入ったサンドイッチとミルクティー 魚入りのサンドイッチ・・・なかなかおいしかった! このお店でタクシーを呼んでもらった |
8:20頃発 サンティアゴの手前のアルベルゲで合流することに 相談がまとまっている ここでうっかり間違った思い込みをしてしまった ボニのオーナーが 「カテドラルから350m手前」と言っていたのは バス停のことで、アルベルゲのことではなかった この勘違いがあとで尾を引いて うろうろする結果になった |
サンティアゴから4.86km手前の モンテ・ド・ゴソでタクシーを降りた 26ユーロ 大型の観光バスが何台も停まっていて 大勢の人が歩いていた |
「モンテ・ド・ゴソ」のスペイン語の意味は 「歓喜の丘」だって ここまで自分の足で、自分の荷物を持って サンジャンから約800km歩いてきたのなら 歓喜に浸れるだろうが、 私はそんな気になれず、横目で見て素通り |
モンテ・ド・ゴソのアルベルゲはここから左折 最初、友人たちは、ここのアルベルゲで 泊まる予定をしていたが、 昨夜のアルベルゲのオーナー(ボニ)は いい顔をしなかった お勧めしないって 代わりに、約2km手前のサン・ラザロの アルベルゲを勧め、電話もしてくれた |
これがその曰くつきのアルベルゲ 左下に兵舎や刑務所のような建物が ずらりと並んでいた 500人も泊まれるらしい |
長野県でよく見かける道祖神のような石 |
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モンテ・ド・ゴソは、ちょうど峠になっていて あとは、サンティアゴを目指してどんどん下るだけ もう山はなく、町の中の舗装路を歩くだけ |
線路を渡って・・・ (マドリードまで、この線路を走る列車に 乗っていくんだとばかり思っていた) |
もうここは、サンティアゴ・デ・コンポステーラ 指標もなくなった |
コンクリート壁に聖人(?)のレリーフ 9:22 |
ところどころにある黄色い矢印をたどって歩く |
要所要所、バスを使って巡礼することもできる |
これでいくつ教会を見ただろう |
「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」の飾り文字 |
黄色い矢印がない場合は、足元を見る これが指標になる |
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サンザシかな?:バラ科 咲いたばかりの花の雄しべはピンク色! あとで分かったが、この花のちょうど向かいが、今日の宿「サント・サンチャゴ」だった |
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車も人も多くなった 今日のアルベルゲは、「カテドラルの手前350m」 と、思い込んでいるので、どんどん歩く |
旧市街に入った 10:24 右も左も古い石造りの建物 まだアルベルゲの受け付けには早いので カテドラルを先に見学することにした |
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目指してきたサンティアゴ・デ・コンポステーラのカテドラル周辺 10:30頃 |
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さあ、アルベルゲを探そうと思い、目を凝らしながら歩いたが見つからない 見つからないも当然 2km手前にあるアルベルゲを、1kmの間で探していたのだから ↑このロータリーの信号あたりから、カテドラルまでが約1km地点 その範囲内にあると思い込んでいた |
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カテドラルから1kmの間を探したが見つからないので、何人もの人に尋ねた ファーマシー(薬局)の女性には、地図まで書いて親切に教えてもらったが 思い込みが強いので見つかるはずがない 何度も行ったり来たりを繰り返したが、疲れ果ててバルで休憩 カテドラルから350mなら絶対この道を通るはずと思い、 アウトサイドでビールを飲みながら待っていた 25kmを歩いてくるので、13時ころには着くと思っていた 待っても待っても二人が現れないので、友人にラインで電話すると、通じた! 2km手前のアルベルゲにいるって 急いで引き返して、アルベルゲの外で待っていた友人と合流! ごめんね~! アルベルゲ探しで行ったり来たり、12kmも歩いてしまった |
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ここが、「サント・サンチャゴ」アルベルゲ 道路の反対側にあった |
二段ベッドがぎっしりのベッドルーム このベッドで、友人は、せっかく治まりかけていたのに また、新たに虫に刺されてしまった! それも悪質な虫に! |
すぐ横のレストランで、昼夜兼用の食事 14:50 上 小イワシのから揚げ 他の二皿は、二人が選んだ前菜 下左 タラのソテー 付け合わせは茹でたポテト 下右 チーズケーキ 勿論、ビールとワインも 薄味ではなく、なかなかおいしかった! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 巡礼が終わった後の3人の感想は、「フィニッシュがよくない」・・・だった 私が思うのはやむを得ないが、 サンジャンから野を越え山を越え、約800kmを歩き通した二人でさえも 同じことを考えていたとは思いがけなかった なぜだろう・・・と話し合ってみた 前・中半は景色もよく花も多く、静かで楽しかったが 100km圏に入ってから騒がしくなり、人種も変わって、観光地ぽくなってがっかり ・・・というのが理由かな? |